一方で山間部になるほど鉄道は廃線、バスの運行時刻も極めて限られる。日本の人口は高齢者が3割を超えたけど、病院に通うにもハンドルを握らざるを得ない現実。病院も年に集中してるから、運転免許がない人は1泊で通院、珍しい話じゃなくなってる。諸々の事情で結婚しない人も増えてるし、子を当てにして世話になれる人も少ないだろうし。
認知症にならずとも、歳を重ねれば運転能力は落ちる。そのために高齢者はマーク添付を義務付けられてるが、法定速度に至らない運転は渋滞を招き、煽られてる風景も日常化してる。一方で高齢が事故原因であるかのような報道の連鎖、免許返上が美談のように取り上げられたり、少し怪しいんじゃないかと思うのも事実。本当の処はよくわからない。
高齢者を叩いて免許を奪うなら、その前に車がなくとも生活できる環境。免許を停止する際の具体的な根拠、その辺りをきちんと検討してからの話。来年から高齢者になる身としては、流れだけで免許を取り上げられるのは迷惑。だけど他の人を殺めてまで、車に乗ろうとも思わないから、誰にでも納得できるだけの議論の進化を切に望む。