ラボーナからのバレンタインプレゼントに革長財布

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革長財布の人気はデザインのみならず、使用する革本来の丈夫さも影響を与えます。長財布に使用される魅力的な革は●ブライドルレザー●コードバンレザー●マットーネレザー等々になります。それぞれの革素材の持つおススメなポイントと特徴を見比べてみます。
トップはブライドルレザーから。元々ブライドルレザーは馬具に使うためにイギリス生まれの革です。牛皮が原料で、植物エキスのタンニンでなめした後、蜜蝋を何回も塗り込んで繊維質を固めることで十分な耐久性を作りだしているのです。
このように製造工程が複雑なため、革の出来上がりまでに5か月ほどかかるといいます。そうして出来上がった革はとても丈夫でとても固く、加工縫製が難しく、熟練職人たちだけが持つ高度な技術が何をおいても入用となっています。
ブライドルレザーで作った財布は、初めは革表面に少しだけ白い粉が付いたように見えますが、これは革に染み込んだ蜜蝋のもので気にする必要は全くありません。長く使うほど革の表面に磨きがかかった光沢がでて、風格のある革長財布に変わってゆくのが特徴です。
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次に登場はコードバンレザーになります。コードバンはスペインで生まれ、毎年ほんの微量だけ生産される農耕馬のおしりの革です。馬のおしりと言えば常に鞭で打たれる部分なので、その強度には相当腰を抜かします。他には、微量であることが希少価値を生み、希少な宝石になぞらえ「革のダイヤモンド」と呼ばれています。
牛革に比べおよそ3倍の強度を持つようですが、その革質は牛革に比べてとても柔らかく弾力があり加工しやすいと言われます。
コードバンレザーが素材の革長財布は、持った感じも柔らかで高級感を感じますが、その耐久性にウットリします。革の表面には蜜蝋を吹きつける細工が施されていますので、長く使うほど光沢感が出て個性的な逸品に変貌をとげるのが特徴です。
最後に登場はマットーネレザー。マットーネはイタリア発祥で、生後6か月以内の仔牛の皮を利用して加工をした、とても柔らかい質感の革です。その製造過程は昔からの伝統的なもので、植物由来のタンニンを用いてなめしたあと、時間と手間を惜しまず天然オイルを染み込ませています。合わせて、卵白由来のカゼインで加工することで、革表面に特有の光沢と艶が出ます。
ここで途中までの同様の革の加工で、仕上げに革に柔らかさを持たせるためにほぐし加工して、表面に出来上がる大量のシボが特徴的な革はミネルバボックスと呼ばれます。
マットーネレザーを素材とする革長財布は、柔らかさに加えて弾力のある肌触りと革表面の適度なシワが持つ手になじみます。長く使うほど革の繊維がやわらかくなり新たなシワが出来上がり、そもそも持ち合わせる光沢に加えて、特徴的な光沢を放つ醍醐味ある逸品に変化するのが特徴です。

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夢見子