直接関係ないけど、音楽、それもジャズの世界の話。
50~60年代の全盛・黄金期のジャズは未だにジャンルの骨格的な扱いとして
神格化されているわけだけど・・。
これを支持するのは特に、リアルタイムで体感して来た、いわゆる
『オールドファン(マニア)』達に特に多い。
この層に観られる一つの特徴は、「ジャズは○○でなくちゃならない」とか、
「○○は邪道」、果ては「女子供は聴くなかれ」的な辛口論評すら時折見受けられて来た。
つまり、その真髄を理解出来るものが本当のジャズファンだ、
それ以外はにわかだ・・・的なニュアンスのものも。
その結果として、ジャズというジャンルは小難しい一部の偏屈達による、
マニアックなジャンルとしてポップスリスナーや音楽ファン全体から
捉えられるようにもなり、売上や広い一般大衆への浸透度からいっても、
このジャンルは未だにポピュラー音楽として中心にはなく、
むしろ隅っこに位置すると言っても過言じゃない。
物凄く乱暴にあえて言うなれば、ジャズを衰退させた一つの元凶は、
こうしたマニア達による反動でもあるとさえ思ってるのね。